お早いもので、NPO法人登記から1ヶ月。
時が過ぎゆき想うのは、なんといっても法人設立に際しお力添えくださった弊社アソシエイトへの、重ねての感謝びしばし。本当に有難う存じます。振り返るなら昨年11月に発足した第4次安倍内閣の、生産性革命、人づくり革命。人生100年時代、ライフ・シフト、生涯学習、学び直し、リカレント教育、働き方改革などの政策キーワードに順応し、社会起業を構想していた私は今年3月31日に思い立ち、起点の準備としてFacebookページ “ 超教育ラボラトリー ” を新設たちまち4月1日に上げたのは、創業の狼煙。NPO法人について詳しく学んではいなかったものの、超スマート社会あるいは、
Society5.0に世の中が移行するとしたなら、予想を遥かに超えた、想像を絶する社会課題が続々頻出してくることだけは想像に難くなく。
誰がやる? 誰が解決できる!? 未だ観ぬ難問。
漠と感じていた私の過去の予感は案外よく当たり、必然的に次は何が起きるか朧気ながら判るので、近未来へのアクションは早いほうだと思います。それはけして霊感が強いとかスピリチュアルな話ではなく、浦河沖地震の際は上京から帰札のため青函連絡船に乗船していたため死生観は研ぎ澄まされ、また、阪神・淡路大震災の折は3日目に武庫川を渡り西宮まで救援物資を自転車で搬送し、私の人生観は一変。その後の復興応援に伴い共感疲労を通り越し
サバイバーズ・ギルトに陥りながらも精神的に鍛えられ心身ともに健全に復帰できたせいか、リスクマネジメントや危機管理能力は一般的な方々のそれより数倍高いのかも知れません。スタートアップ・メンバー表は早くから完成していたので設立総会は 4月18日に恙無く成立。
4月1日創業。6月22日NPO法人登記(認証)の軌跡。
弊社アソシエイトへの感謝は冒頭の通りですが、初期相談に親切に対応くださった岡山NPOセンターの皆さま、所轄庁である岡山市市民協働局の皆さま、手続きの事前相談に応じてくださった岡山地方法務局、岡山東税務署、備前県民局の皆さま、ならびに関係機関・関係者の皆さまに深謝するばかりです。この場をお借りして、ありがとうございました。そうして弊社定款の第2章 目的及び事業に「
Society5.0」明記の通り、まったく新しい社会への移行に伴い続々押し寄せるであろう新種の社会課題を解決するためにNPO法人設立を急いだ私の、その間の学び直しは山の如しで、得られた気づきは星の数。手順やサンクコストさながら設立に要した費用を列記することで、新たにNPO法人化を目指す後進のお役に立てれば幸いに存じます。
【
NPO法人設立の軌跡および活動記録 】
2017年11月第4次安倍内閣発足を契機に膨らみ始めた社会起業構想→ 2018年3月31日Facebookページ 超教育ラボラトリー開設→
4/1 任意団体 超教育ラボラトリー創業→
4/11 発起人会(役員 4名)→
4/18 設立総会(出席 7名 委任状 3名)同日 岡山市市民協働局へ認証申請書提出→ 5/1-2 情報編集会議開催→ 5/28
経済産業省「未来の教室」実証事業公募エントリー(eメール提出)→ 5/29
超教育協会設立シンポジウム参加→ 6/12 超教育ラボ戦略MTG実施→ 6/19 1th 生涯学習リビングラボ開催→
6/22 岡山市より認証書受領 同日 岡山地方法務局にて法人登記→ 6/23 1th フリマ de リビングラボ開催→
6/28 法人登記完了 同日 岡山東税務署、備前県民局、岡山市市民協働局、岡山市法人税課にて手続き完遂→ 6/29 経済産業省「
地方版IoT推進ラボ」事業に関し岡山市産業観光局MTG実施→ 7/2 Google for Nonprofits プログラム & Tech Soup Japan 登録申請→ 7/3 生涯学習リビングラボ開催→
7/5 Google for Nonprofits プログラム & Tech Soup Japan 登録認証→
7/12 NPOkayama認証申請→ 7/17 認証登録→ 7/21 設立リビングラボ開催→ 7/24 3th 生涯学習リビングラボ開催→ 7/28 2th
フリマ de リビングラボ開催
【
設立に要した費用および埋没費用 】
※ 可視化(計上)できるコスト・役員4名住民票@300円×4通=1200円 ・代表者実印証明書@300円 ・履歴事項全部証明書@600円×2通=1200円 ・法人印鑑証明書@450円(証憑類計 3150円) ・法人代表者印1つ 3930円
ここまでの計 7,080円 ・プリンターインク HP 63XL(黒 1273円 + カラー 2059円)×5セット=16660円 ・コピー用紙(500枚)KB-39N 525円×2束=1050円 ・名刺台紙 JP-MCM06BG 443円 ・
ドメイン(HP、eメール他) 972円/年
設立コスト小計 26,205円・ほかに正会員 年会費 @2000円×10名=20000円
※ 可視化(確定)できないコスト・代表者実働時間 8時間/1日×120日×1名=960時間 ・会員実働時間 3時間/1日×5日×9名=135時間
無報酬10名 実働時間合計 1,095時間 ・PC、プリンターほか減価償却 ・通信費ほか諸経費 ・主たる事務所の費用(理事の自宅 兼 オフィス)・社員10名が自己負担した交通費
※ 拝受している無償の支援等・
会場費(発起人会、設立総会、リビングラボ等すべて“
ゆうあいセンター”オープンスペース拝借により
無償)・『
新版 自分たちでつくろうNPO法人 !』はじめ岡山県立図書館で借りた図書15冊ほど ・
Google for Nonprofitsのうち無償でHP開設やeメールアカウントを管理運営できる「
非営利団体向け G SUITE」、無償でリスティング広告を配信できる「
GOOGLE AD GRANTS」 ・岡山NPOセンター様
NPOkayama認証マーク ←↑ 誠に有難うございます m(_ _)m
崇高な志ある任意団体なら迷わずNPO法人化!
ざっくりNPO法人スタートアップに臨み概ね4ヶ月間で要した社員10名の実働時間は1,095時間であり、突出した専門性を有するプロフェッショナル揃いであるアソシエイトみな様の実働時間を給与換算するなら莫大になるものの、そこは健やかな近未来を標榜する同志の集い。その点をスルーするなら手元資金 3万円弱でNPO法人の設立は可能ということに。とはいえ設立まもなく、収益性は伴い堅実にご飯を食べていけるのか? というスタートアップ特有の禅問答はございますけれども、NPO法人の設立を構想し、やるかやらまいか思案の時は同志の顔を思い浮かべて再考・熟考。その上で、やるかやらまいかということなら迷うことなく設立の方角へ走り出すことを私は強くお薦めいたします。誰がやる? それは私であり、あなたなのだと思います。
法人格を有することで得られる価値あるメリット。
プロフェッショナル・スキルを持つ同志10名と法人格を共有することで、公的機関の認証や地域社会における信頼を得ることができる。それに伴い
Society5.0 への移行に伴う公募事業等に即座に企画競争エントリーは可能となり、受託とともに当該事業に必要な専門性を有するアソシエイトが事業にアサインして社会課題の解決に向けて速やかに事業運営を開始できるばかりか、受託なき期間は驚くなかれ超ローコストオペレーションでのアイドリング状態のキープにより、しなやかでフレキシブルなNPO法人のゴーイングコンサーンは難くない。繰り返しになり恐縮ですが再考・熟考の上で、やるかやらまいかということなら迷うことなく設立の方角へ走り出すことを私は強くお薦めいたします。誰がやる? それは私であり、あなたなのだと思います。
少し先の未来社会の課題解決に魂を燃やす団体様のヒントになれば幸いです。